【NUKE】読みんだ画像のサイズが合わない時に使えるノード

   




NUKEを学び始めて、私が一番初めにつまづいたポイントが画像のサイズに関すること

 

NUKEでは、プロジェクトにあらかじめ設定した画面サイズが絶対じゃないんですよね。

読みこんだ素材(Readノード)だけは、素材サイズがプロジェクトのサイズ設定より優先

 

私は元々AfterEffectsがメインなので、両者でぜんぜん違うポイントだなと少し戸惑いました。

AEの場合、「コンポジション」という入れ物に対して素材をどんどん追加していくイメージなので、素材は単なる中身、入れ物のサイズ(プロジェクトの画面サイズ)には決して影響を及ぼしません。

 

今回は、NUKEにおけるReadノードのサイズをプロジェクトに合わせる方法について、解説したいと思います。

スポンサーリンク

画像サイズが合わない状況って?

このプロジェクトは、ご覧の通りReadノード2つとMergeノードを追加して、背景と前景のオブジェクトを繋げただけのごく単純な構造です。

 

このプロジェクトの問題点

 

このシンプルなプロジェクト、解決すべき問題点はどこにあるのでしょうか?

まずプロジェクト設定を見ると、HDサイズ(1980×1080)を選択しています(①)。

にもかかわらず、ビューワでは画面右下に「HD_720」と表示されており(②)、画面サイズが1280×720になってしまっていることが分かります。

これは背景として使っている素材のサイズであり、プロジェクトの画面サイズ設定は無視されています。

 

なぜこうなるのか?

 

基本的には、constantノード(←AEで言うと平面の様なもの)などサイズの概念を持つノードは全て、プロジェクト設定に従います

しかしNUKEではReadノードだけは特別扱いになっており、プロジェクト設定よりも素材のサイズが優先されます。

そのため今回の小さなプロジェクトでは、背景に設定された素材のサイズ1280×720が優先され、プロジェクト設定の画面サイズは無視されているわけです。

 

素材サイズをプロジェクトに合わせたい時に使うノード

 

背景のReadノードのサイズをプロジェクトのサイズに合わせたい時、その解決方法はreformatノードです。

reformatノードの使い方

 

このreformatノードは、上流にある素材のサイズをユーザー任意のものに調整してくれます。

 

まず、任意の方法でプロジェクトにreformatノードを追加します。

今回は背景素材のサイズを変更するので、赤矢印のように背景のReadノードとMergeノードの間に置きました。

reformatのプロパティを見ると、「output format」がHDサイズになっており、ビューワでは背景がきちんとHDサイズに調整されているのが分かります。

 

reformatノードのプロパティ「resize type」

 

ここで、上図の赤枠で囲ったプロパティ「resize type」について少し。

このプロパティでは、素材をスケールする際のピクセル縦横比の扱い方を決めます。

 

上図で設定している「width」は、素材の幅を出力幅に一致するまで変更し、高さは元のアスペクト比を維持するようにスケーリングされます。

その他のオプションは以下の通り。

none:元素材をリサイズしません。

height:素材の高さを出力幅に一致するまで変更し、幅は元のアスペクト比を維持するようにスケーリングされます。

fit : 最小の辺のサイズを出力幅に一致するまで変更し、最も長い辺は元のアスペクト比を維持するようにスケーリングされます。

fill:「fit」の逆で長辺を変更し、短い辺は元の元のアスペクト比を維持するようにスケーリングされます。

distort:両面の素材サイズをリサイズし、元のアスペクト比を保持しません。(他のオプションより歪みやすい)

 

まとめ

 

「読み込んだ背景素材が小さい(または大きい)!」という時は、reformatノードが助けてくれます。

プロパティの「resize type」は、「none」や「distort」さえ選ばなければ、あとはそんなに意識しなくていいかなと個人的には思います。

それではまた。

 

 - CG制作, NUKE入門