クエイ兄弟の代表作品は?巡回展「ファントム・ミュージアム」が開催中!

   




 

ロンドンを拠点に活躍する双子の映像作家・クエイ兄弟の展覧会が、現在渋谷で開催されている。

 

クエイ兄弟の作品は、ニューヨーク近代美術館MOMAで大規模な個展が開催(2012年)されるなど世界的な評価も高く、日本でもストップモーションアニメの制作者として、カルト的人気を誇る作家である。また、「ダークナイト」「インセプション」等で知られるクリストファー・ノーラン監督もクエイ兄弟のファンを公言しているとか。

 

本記事では、そんなクエイ兄弟について、展覧会情報及び代表作品などを彼らのプロフィールと共にご紹介したいと思う。

 

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クエイ兄弟とは?

 

双子の映像作家

 

クエイ兄弟(クエイブラザーズ)は、スティーブン・クエイティモシー・クエイという2人の一卵性双生児の兄弟である。

 

・1947年生まれ

・アメリカ(ペンシルヴァニア州ノーリスタウン)出身

・フィラデルフィア芸術大学卒業

・ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(英国・ロンドン)卒業

 

 

その来歴と現在の活動

 

クエイ兄弟は学生時代より東欧芸術への興味が強く、作風はその影響が色濃く見られる。彼らにを与えたものとしては、

 

・ポーランドのポスター芸術
・フランツ・カフカ(文学)
・ヤン・シュヴァンクマイエル(チェコアニメの巨匠)
・ヤナーチェク(チェコ人作曲家)

 

等が挙げられる。

 

初期の頃はイラストレーターとして活動していたが、1979年に初の映像作品「人工の夜景 欲望果てしなき者ども」を発表し、その後はストップモーションアニメやミュージックビデオ、映画など映像を中心とした制作活動に移行。

 

現在はロンドンを拠点に、分野を問わず様々な制作活動を行っている。

 

 

代表作「ストリート・オブ・クロコダイル」

 

クエイ兄弟の代表作といば、1986年に公開されたショートムービー「ストリート・オブ・クロコダイル」がある。

 

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(Blu-ray収録作品)

  • 人工の夜景
  • ヤン・シュヴァンクマイエルの部屋
  • ギルガメッシュ/小さなほうき
  • ストリート・オブ・クロコダイル
  • 失われた解剖模型のリハーサル
  • スティル・ナハトI
  • 櫛-夢博物館から
  • アナモルフォーシス
  • スティル・ナハトII
  • スティル・ナハトIII
  • スティル・ナハトIV
  • イン・アブセンティア
  • ファントム・ミュージアム

 

ストリート・オブ・クロコダイルは、当時カンヌ国際映画祭・短編部門にもノミネートされ、クエイ兄弟はこれを期にストップモーションアニメ作家として世界的に知名度を持つようになる。

 

 

全国巡回展「ファントム・ミュージアム」

 

巡回展「クエイ兄弟―ファントム・ミュージアム―」は、アジア圏では初となる本格的なクエイ兄弟の展覧会である。展覧会では、クエイブラザーズの映像作品だけでなく、当時影響を受けたポーランドのポスターの展示や、そして彼らの初期のドローイング作品などを見ることが出来る。

 

 

終了した展覧会

 

神奈川県立近代美術館 葉山(2016年7月23日~10月10日) 

三菱地所アルティアム (2017年3月25日~5月7日)

 

現在開催中

 

渋谷区立松濤美術館(2017年6月6日~7月23日)

 

まとめ

 

暗く、不気味で、不条理な世界を描く東欧系のストップモーションアニメ(誤解を恐れずざっくり言えば”チェコアニメ”)、これほど「カルト的」という言葉が似あうジャンルもなかなか無いと思う。

 

ここは映像やサブカル好きであればおそらく一度は通りすがる所である一方、通らない人はまず一生通ることのないジャンル。”かわいい、綺麗”な王道アニメに少し飽きたら、クエイ兄弟の独特な世界観を味わってみるのもいいかもしれない。

 

 

 - ピープル